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中世ヨーロッパ史に関する個人的覚書
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とりあえずアベキンこと、故・阿部謹也氏の著書は教科書代わりです。
あまり偏るのもどうかとは思うものの、正直なところ、客観的な観点で書かれた資料本はあまり多くは無いのです。
時のエライ人が書いた大本営発表ではなく、街や村の役場に残された台帳や記録などを中心に市民の生活を掘り下げていく姿勢なので、比較的安心して読めます。

未だに手に入らず苦労しているのが「グリム・ドイツ伝説集」。
図書館で取り寄せてもらったものの、三週間の貸出期間中に読みきれる量じゃありません。
しかし、ハインリッヒ・ハイネの「流刑の神々・精霊物語」などと合わせて読むと非情に面白ですね。
ドイツの各所に残る巨人伝説や小人伝説。ハイネの解釈で巨人や小人の正体を照らしながら読んでいくと、当時の世界観がおぼろげに浮かび上がってきます。

最近の本では「中世ヨーロッパの都市の生活」と、そのシリーズ。
ドイツに限定してはいないものの、中世都市や村や城などの帳簿や記録を元に、具体的な数字を示してその生活風景を説明している良書です。
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凪茶(ニャギ茶)
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男性
職業:
くたばり損ないの猫
趣味:
ドイツとイギリス
自己紹介:
ドイツ・イギリスを中心に中世ヨーロッパの生活習慣、民俗学などを勉強しています。
最近はブリュ物語の翻訳ばかりやってます。
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