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中世ヨーロッパ史に関する個人的覚書
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ツイッターに投稿したあらすじのまとめです。
読みや内容について後になってから判明したものなど、ツイート時より少々変更が加えてあります。
なお、番号は英文におけるパートで、全体で120パートで構成されています。
ここではパート1~60までを紹介します。
読みや内容について後になってから判明したものなど、ツイート時より少々変更が加えてあります。
なお、番号は英文におけるパートで、全体で120パートで構成されています。
ここではパート1~60までを紹介します。
◆1-5 コンスタンティン/ボルティゲルンの野望
◆6-10 サクソン人到来
◆11-15 アンブレスベリーの虐殺
◆16-20 アレリウス/マーリンの予言/ボルティゲルンの最後
◆21-25 ヘンギスト敗北
◆26-30 ヘンギストの最後/アイルランド遠征
◆31-35 ストーンヘンジ/アレリウス王の死
◆36-40 ウーサー王とゴルロイス伯爵
◆41-45 ウーサー王とイゲルヌ
◆46-50 アーサー誕生/ウーサー王の死/アーサー王
◆51-55 サクソン人との決戦/エクスカリバー
◆56-60 スコットランド征服
◆6-10 サクソン人到来
◆11-15 アンブレスベリーの虐殺
◆16-20 アレリウス/マーリンの予言/ボルティゲルンの最後
◆21-25 ヘンギスト敗北
◆26-30 ヘンギストの最後/アイルランド遠征
◆31-35 ストーンヘンジ/アレリウス王の死
◆36-40 ウーサー王とゴルロイス伯爵
◆41-45 ウーサー王とイゲルヌ
◆46-50 アーサー誕生/ウーサー王の死/アーサー王
◆51-55 サクソン人との決戦/エクスカリバー
◆56-60 スコットランド征服
◆1-5
トトネスに上陸したコンスタンティンは、ブリテン島に平和をもたらしました。 国王に選ばれたコンスタンティンには、コンスタント、アレリウス、ウーサーの三人の王子が生まれました。 |
国は平和でしたが、長くは続きませんでした。 ボルティゲルンの陰謀によりコンスタンティンが暗殺されたのです。 彼は王座を簒奪せんと企みましたが、三人の王子が邪魔でした。 ボルティゲルンは修道院で暮らしていた長男コンスタントに目をつけました。 |
「王座が幼い弟たちに奪われようとしていますぞ!王座は貴方のものです」 修道院での退屈な暮らしに飽きていたコンスタントは、修道院を捨てて王座に座ります。 ボルティゲルンは更に言いました。 「海賊どもから国を守るために、私にすべてをお任せください」 |
若いコンスタントは、自分を修道院から救い出したボルティゲルンを信用していたのです。 ボルティゲルンは多くのピクト人を国に引き入れ、酒と宴でもてなして、自分の味方につけました。 |
あるとき、彼は言いました。 「ピクトの仲間たちよ、実はお前たちを解雇せねばならない。けちな王様は王国と財宝を独り占めにしているのだ」 「それは大変だ!修道院を捨てたガキの王様なんて殺しちまえ!ボルティゲルンを王様にするんだ!」 |
ピクト人は若い国王の部屋になだれ込み、殺してしまいました。 「さあ、もう邪魔者はいないぞ。あんたが王様だ」 それを見たボルティゲルンはピクト人を裏切りました。 若き王の死を悲しんでいるように装って、ピクト人をすべて殺してしまったのです。 |
残された王子たちの後見人は、この知らせを聞いたとき、すべてはボルティゲルンの陰謀だと見抜きました。 二人の王子は小ブリテン島に逃がされ、そこで王子の親族でもあるビューデス王の元で匿われました。 その頃、ボルティゲルンは王として名乗りを上げていました。 |
王になったボルティゲルンですが、しかしその心は平穏ではありませんでした。 仲間を殺されたピクト人が、仇討ちのために王国を荒らしていたからです。 更に、噂によれば、海の向こうでは二人の王子が仲間を募っているというではありませんか。 |
噂は王国中を駆け巡りました。 多くの公爵たちが王子の元へ馳せ参じ、王子たちを君主として認めていました。 ボルティゲルンは討ち滅ぼされるだろうと、街はその話で持ちきりでした。 |
◆6-10
ちょうどその頃、見慣れぬ姿の男たちを載せた三隻のガレー船がケント港にやってきました。 サクソン人と名乗った彼らは人が増えすぎた故郷を離れ、自分の土地を探しに旅をしていたのです。 彼らはボルティゲルンに謁見しました。 |
オーディンやフレイアなど、異教の神を崇拝する彼らをボルティゲルンは不快に思いましたが、猫の手も借りたいところです。 サクソン人は勇猛に戦い、ピクト人を撃退して見せました。 これを見たボルティゲルンは、サクソン人を自らの野望に利用することにしたのです。 |
サクソン人の長ヘンギストが見たところ、ボルティゲルンは間抜けでした。 どんなふうに王をおだてれば良いか、よくわかっていたのです。 「王よ、貴方には敵が多い。一枚の雄牛の革で覆える程度のわずかな土地を与えてくだされば、一族をそこに住まわせてお役に立ちましょう」 |
王は答えます。 「よきにはからえ」 ヘンギストは一枚の雄牛の毛皮から長い紐を作り、それでぐるりと土地を囲み、城を建てました。 彼はこの城をバンカスター(ひもの城)と呼びました そこは現在、ランカスターと呼ばれています。 |
ヘンギストは早速一八隻の船を呼び寄せました。 その中にいた美しい乙女がボルティゲルンの目に止まりました。ヘンギストの娘ロウィーナです。 宴がはじまり、サクソン式の祝杯があげられました。 |
「ワズハイル(Washael)!」言って、ロウィーナが杯を半分飲んで、差し出します。 「ドリンクハイル(Drinkhael)!」王が応え、ロウィーナにキスをして、杯を受け取ります。 これが、現在に続く祝杯の伝統となったのです。 |
ともあれ、ボルティゲルンはこの娘に惚れ込んでしまいました。 なんとしても、この娘と結婚したいと思うようになってしまったのです。 父親であるヘンギストに頼みましたが、ヘンギストは結婚の持参金としてケント地方を拝領することを望みました。 |
娘に目が眩んだ王は、ヘンギストの望み通りにしてしまったのです。 もはや家臣の話など聞かず、義父ヘンギストのいうがまま、人々の心は離れてゆく一方です。 前妻との間にボルティマー、パッセント、ボルティガーの三人の子供がいましたが、彼らにも恨まれてしまいました。 |
ヘンギストはますます増長します。 「王よ、貴方は多くの人に恨まれているようだ。スコットランドを私にくれれば、息子のオクタと甥のエビッサを住まわせ、災いを食い止めてみせましょう」 |
「よきにはからえ」 いよいよヘンギストの軍隊が押し寄せてきました。 毎日のように次々と軍艦が押し寄せ、その数は三百隻にも及びました。 「王よ、目を覚ましてください。彼らは土地を荒らしています。彼らを信用してはなりません」 |
公爵たちは訴えますが、ボルティゲルンはのらりくらりと誤魔化すばかりです。 それどころか、公爵から自分を守るよう、サクソン人たちに請いはじめる有様です。 公爵たちは諦めました。 彼らが向かった先は、ボルティゲルンの長男ボルティマーのところでした。 |
◆11-15
君主となったボルティマーは、サクソン人に戦いを挑みました。 彼は優れた指揮官で、四回の戦いのすべてに勝利しました。 最後の戦いでサネット島に追い詰められたサクソン人は、休戦協定を結ぶふりをして、そのまま妻子を置いて、故郷へ逃げ帰ってしまいました。 |
打ち捨てられていた教会は修復され、ローマから遣わされた聖ゲルマニウスおよびルイスによって神の法が布告され、ようやく彼らは正しい信仰を取り戻しました。 ……しかし、こんなときにこそ邪悪な影は蠢いているものなのです。 |
ボルティゲルンの妻、サクソン人のロウィーナは父親ヘンギストを追い返した継子ボルティマーを憎んで、彼に毒を盛ったのです。 ボルティマーは海岸の大きな墓に埋葬されることを望み、息絶えました。 彼の死後、ボルティゲルンは再び王の座につきました。 |
早速、ロウィーナは父親ヘンギストを呼び戻すように王をそそのかします。 王はヘンギストに「ごく少数の仲間だけを連れて帰ってきなさい」と請いました。 もちろん、ヘンギストがこの機会を見逃すはずがありません。 |
彼は武装した三十万人を連れてブリテンへと戻りました。 王は震え上がり、ブリテン人は怒り狂い、戦争の準備が始まりました。 しかしヘンギストは狡猾で邪悪な心をもっていたのです。 彼は王に、休戦の日を設け、ブリテン人と親睦会を開きたいと申し出ました。 |
戦争を恐れていた王はこの話に飛びつきました。 王は諍いを恐れ、双方とも武器を持ち込まぬことを約束させ、会合の日が決まりました。場所はソールズベリー大平原、アンブレスベリー修道院の近く。 五月一日の出来事です。 |
ヘンギストは仲間と悪巧みをしていました。 服の下にナイフを忍ばせておくように。 「Nimad covre seax」という合図とともにブリテン人に襲いかかるように。 これは「ナイフを抜け」という意味ですが、ブリテン人には理解できなかったのです。 |
こうして、裸同然のブリテン人と、ナイフを隠し持ったサクソン人の会合ははじまりました。 ヘンギストの合図とともに殺戮がはじまり、生き延びたブリテン人はわずかでした。 ボルティゲルンも傷を負いましたが、ヘンギストは仲間を制止しました。 |
「こいつは娘の夫だ。それに、利用価値がある」 ボルティゲルンは自身の身代金として、サセックス、エセックス、ミドルセックス地方を譲渡することを誓いました。 ブリテン人は、この屈辱を忘れるまいと、ナイフのことを「seax」と呼ぶことにしたのです。 |
命からがらウェールズまで逃げ延びたボルティゲルン、彼はかつて殺したコンスタントの兄弟たちの復讐を恐れ、魔術師に助言を求めました。 魔術師は強靭な塔を作って立てこもるように言い、ボルティゲルンはエリル山(現在のスノーデン)にて築城をはじめました。 |
しかし、どういうわけか、この城は作った先から崩れてしまいます。 再び王の相談を受け、魔術師は占いました。 「父なきまま生まれた男の生き血を漆喰に混ぜるがよい。さすれば城は完成するであろう」 王は早速あらゆる場所に使者を送り、そのような男を探します。 |
使者がカーマーディン(現在のカーマーゼン)に着いたころ、二人の男が言い争いをしているのを見かけました。 マーリンとディナブスです。 ディナブスはマーリンを罵倒します。 「私の血統についてガタガタ言うな。お前に父親がいないことを知っているんだぞ」 |
使者が周囲の人に聞いたところ、マーリンには父親がおらず、母親でさえも身に覚えがないとのことです。 修道女にして気高い貴婦人の母親は、かつてウェールズを追われたデメティア王の娘で、偶然にもこの街の修道院に逗留していたのです。 |
◆16-20
マーリンと母親は王の前に引き出されました。 博識な王の側近は、マーリンの父親はインキュバスであろうと告げました。 王がマーリンに事情を説明したら、マーリンは叫びました。 「今すぐ、その魔術師とやらをここに呼ぶのです!」 |
魔術師を前にしたマーリンは問い詰めます。 「さて、大先生。いったい、いかなる根拠で私の血が塔を作るというのだ? さあ、答えなさい。真実ならば答えられるはずだ」 魔術師は戸惑い、沈黙したままです。 |
マーリンは王に言いました。 「地下を掘ってご覧なさい。大きな水たまりが見つかります。それこそ塔が崩れる原因です」 更にマーリンは驚くべき話をしました。 「水の底を調べなさい。白と赤の二匹のドラゴンが眠っているはずです」 |
王が地下を調べさせると、すべてマーリンの言うとおりでした。 このドラゴンはいったい何の前兆なのかと王が問い詰めると、マーリンは答えました。 「これは、王国に真の王が現れるきざしなのです」 |
「そなたこそ、まことの予言者なり!」 喜んだ王はマーリンに悩みを打ち明けます。 「私は、いつ、どのように死ぬのだ?」 「貴方が殺したコンスタントの兄弟とサクソン人。それぞれ貴方を狙っています。明日にも戦いは始まるでしょう」 |
「まずはアレリウスが、次にウーサー・ペンドラゴンが王になりますが、二人とも命を落とします。そして彼の息子、コーンウォールのアーサー。荒れ狂う猪のごとく、すべての敵を滅ぼすでしょう。貴方の一族も。彼こそ勇敢にして礼儀正しい真の騎士なり」 |
「逃げるのであれば、急ぐことです」 それだけ言うと、マーリンは去って行きました。 翌日、マーリンの言うとおりに戦いが始まりました。 ボルティゲルンはジェナース砦に立てこもり、王となったアレリウスは彼を探しました。 |
ブリテン人は次々に軍勢に加わります。 中には、かつてのサクソン人による虐殺を生き延びたエルドフ伯爵の姿もあります。 彼らは、ついにボルティゲルンの城を包囲しました。 燃え盛る火の玉が投石機によって打ち出され、城は火の手に包まれました。 |
こうして、ボルティゲルンと彼の妻、そして女も子供も、すべての一族が死に絶えました。 王は国を取り戻すため、すぐさま異教徒を追いはじめました。 |
気づいたヘンギストは援助を求めるために親族のいるスコットランドに向かいました。 ヘンギストを追う道中、王は異教徒に荒らされた王国を目の当たりにしました。 それは、とても見るに耐えない光景でした。 |
◆21-25
ヘンギストは仲間を鼓舞します。 「同志たちよ、俺たちは何度も奴らに勝ったじゃないか。奴らは腑抜けだ。さあ、ともに立ち向かおう」 一方、ブリテン人は油断せずに、丘と森、そして平原に布陣しました。 |
王が信頼できる仲間に守られる中、エルドフ伯爵は神に祈りを捧げていました。 「神よ、ヘンギストと一対一で戦えたら、それ以上の幸福はありません。かの五月一日、アンブレスベリーで踏みにじられた騎士道精神を、私は忘れることはできません」 |
そして、戦闘が始まりました。 剣の応酬の末に、多くの戦士たちが倒れました。 キリスト教徒はキリストの名を、異教徒は彼らの土くれの神の名を叫びます。 そして、次第にキリスト教徒のほうが優勢になってきました。 |
ヘンギストは味方が敗走しつつあるのを見て、カーコナン(現在のコーニスバーグ)へと避難します。 しかし、追い詰められたとき、飢えて死ぬよりは戦ったほうが良いと悟ったのです。 最後の戦いがはじまりました。 |
後のないサクソン人は執拗に戦います。 そんな中、エルドフ伯爵はヘンギストの姿を見つけ、かつての恨みを思い出しました。 彼はヘンギストの元に駆け寄ります。 そして、一騎打ちがはじまりました。 周囲の者は戦いを忘れ、剣の煌きに見入りました。 |
戦いの終わりが近いことを感じたエルドフは、ここぞとばかりにヘンギストに飛びかかり、兜の鼻あてをむしり取りました。 そして、ヘンギストの頭を掴んでブリテン人の間を引き回します。 「感謝を神に! この地に争いを持ち込んだ元凶は、打ち倒されたのだ!」 |
「そいつには血も涙もない! 頭を打ち落とすんだ!」 騎士たちは叫びますが、エルドフは正当な法のもとで裁くべきだと答えました。 彼は拘束したヘンギストを王のもとに引き出しました。 王は、審判が下されるまでの間、牢獄に閉じ込めておくことにしたのです。 |
◆26-30
カーコナンで兵を休ませている間、王はヘンギストの処遇を話し合いました。 司教エルダッドは聖書より聖サムエルと彼の捕虜アガグ王の逸話を引き合いに出し、それに従って処刑すべきと進言します。 エルドフ伯爵はヘンギストの頭を打ち落としました。 |
王はヘンギストを丁寧に埋葬しました。 ヨークへと逃げていたヘンギストの息子オクタと甥のエビッサは、王に慈悲を請いました。 エルダッドはやはり聖書を例に、彼らを臣下とするように薦めます。 彼らはスコットランドを与えられ、王の臣下となったのです。 |
王はロンドンに帰ってきましたが、街は荒れ果て、教会は堕落していました。 彼は教会を立て直し、市民に正しき道を布告しました。 そして、かつてヘンギストによって殺戮が行われたアンブレスベリー修道院に赴き、殺された人を悼んで立派な石碑を立てました。 |
さて、ある日のことです。 大司教トレモニウスは城に予言者がいないことを憂い、かのマーリンを呼ぶことを王に薦めました。 王はそれに従い、マーリンを手厚く迎えます。 そして、これから起きるであろう事柄について訪ねました。 |
マーリンは答えました。 「そんな大それたことは、私には言えません。私の言葉など、そこいらの世間話となにも変わりませんよ。未来は自分で気をつけるしかないのです。そんなことよりも、貴方は今のことを考えなさい」 |
彼は、更に言います。 「もしも貴方が歴史に残るような偉業を望むのなら、アイルランドから巨人が作ったストーンサークルを持ってくると良いでしょう」 王は聞きました。 「そんな重いものを、どうやって動かすというのだ?」 |
「ときに機知は、腕力に勝ります。器械を使えば運べるでしょう。アフリカにあったというその石は、あらゆる苦痛や病気を癒す力を持つのです」 石の効力はたいへん魅力的ですが、一万五千人を率いてアイルランドに戦いを挑むことに、誰もが尻込みしていました。 |
そんな中、ウーサーが隊長として名乗りを上げ、彼はアイルランドに渡りました。 アイルランド王ギロマーをはじめ、アイルランド人はブリテン人を侮り嘲っていましたが、敵を嘲り軽んじることは、危険を呼び寄せるものです。 |
実のところ、アイルランド人は戦いに慣れておらず、鎧もろくに着ていませんでした。 アイルランド人は嘲っていたブリテン人にあっさりと敗北してしまったのです。 王は逃げ出し、捕虜にならぬよう、町から町へと去って行きました。 |
◆31-35
戦闘が終わったあと、ブリテン人は石を運ぼうとしますが、当然ながら動きません。 しかし、マーリンがなにやら呟きながらぐるりと一周すると、石は小石のように持ち上がるようになったのです。 |
石は船に積み込まれ、ブリテンへと運ばれました。 アンブレスベリーに石は安置され、宴が始まりました。 マーリンによって整列され並べられたこの石は「巨人の円舞」と名付けられました。 しかし、後のブリテン語においては「ストーンヘンジ」と呼ばれました。 |
その頃、ボルティゲルンの息子のひとり、パッセントはゲルマンに逃げ延び、内乱に加担し、略奪して回っていました。 そこでも追われる身となった彼はアイルランドへと向かいました。 そこで彼は、アイルランド王が石を奪われたことを嘆いているのを目にしたのです。 |
彼はアイルランド王に話を持ちかけ、ブリテンに戦争を仕掛けるようにそそのかします。 もちろんパッセントの恨みを晴らすための戦いでしたが、巨石を強奪されたアイルランド王はこの話に乗り、彼らは手を結んだのでした。 |
彼らがウェールズのメネヴィア市(現在のセントデイビッド)を奪取したころ、アレリウスは病に臥していました。 病の床で侵略の話を聞いた王は、ウーサーに討伐を命じます。 ウェールズまでは遠く、また仲間を募りながらだったため、行軍は時間がかかりました。 |
その頃、アパスというサクソン人が一計を案じ、医者となってアレリウスの身辺へと近づいていました。。 アパスは名医を装って、薬に見せかけた毒薬をアレリウスに飲ませてしまったのです。 アレリウスは毒に倒れ、ストーンヘンジの中央に埋葬されました。 |
ようやくウェールズへと辿り着いたウーサーの頭上に、巨大な星が出現しました。 後に彗星と呼ばれるこの星は、王の死を告げるものだと言われていたのです。 星の終端はドラゴンの頭を形作っており、ドラゴンはその大きな顎から二筋の光を放っていました。 |
片方の光はフランスへ伸び、フランスの聖バーナード山から伸びてきた光と繋がります。 もう一方はアイルランドに向かい、七つに分かれ、ますます明るく輝きました。 ウーサーはマーリンにこの星の意味について教えを請いました。 |
マーリンは答えることも出来ず、泣き崩れてしまいました。 ようやく言葉を取り戻したマーリンは、ため息混じりに伝えました。 「私たちは今日、偉大な指導者を失ったのです」 その言葉を聞いたウーサーは、がっくりと肩を落としました。 |
「ウーサー殿、挫けてはなりませぬ。この戦いを終わらせましょう。そして、ブリテンの王になるのです」 マーリンは、更に続けた。 「光の片方は、貴方の王子です。彼は国境を超え、フランスを征服するでしょう。もう片方は、スコットランドの女王となる娘です」 |
翌日、戦闘がはじまりました。 アイルランド人は勇敢でしたが、しかし、すぐに戦闘は終わりました。 一日も経たぬうちに、パッセントとアイルランド王が戦死してしまったからです。 逃げようにも船は沈み、もはやウーサーが追い打つ必要さえありませんでした。 |
◆36-40
王となったウーサーは、ドラゴンの彗星を忘れぬために、二体の竜を黄金で作らせました。 このことから、彼はこの後、永遠にウーサー・ペンドラゴンと呼ばれることになるのです。 これは、ローマ人の言葉にすると「ドラゴンの長」という意味になります。 |
ウーサーはマーリンの予言に手助けされ、彼もまたマーリンの予言を自分の運命と定めていました。 良きにつけ悪しきにつけ、予言を忠実に達成し、信頼とともに力を増していきました。 マーリンの予言はすべて当たり、疑う余地はありませんでした。 |
その頃、再びブリテンに嵐が近づいていました アレリウスの臣下となっていたヘンギストの息子オクタは、王の死を聞くや、従兄弟のオッサとともに反旗を翻したのです。 その軍勢には、さらにパッセントが殺された際に逃げ出したものまで加わりました。 |
この軍隊はハンバー川の北からスコットランドにまで溢れかえり、すべてを制圧しました。 そして、ヨークの街を攻略したとき、ウーサーの軍隊と衝突したのです。 しかしヨークの壁は厚く、中からは次々に異教徒が溢れだし、ウーサーは撤退せざるを得ませんでした。 |
勢い付いた異教徒は追撃をはじめ、ウーサーたちはダーメン山へと追い込まれてしまいます。 山の麓を取り囲まれ進退きわまったとき、ウーサーはひとりの老兵に相談しました。 彼の名はゴルロイス。コーンウォールの伯爵です。 |
彼は言いました。 「今すぐに武装して山を降りるのです。彼らは油断して眠っています。鬨の声もトランペットもなしで、奇襲を仕掛けるのです。そして最も重要な事ですが――悔い改め、神に祈るのです。さすれば、神はこの戦いを後押ししてくださいましょう」 |
かくして、彼の作戦は実行に移されました。 ブリテン人たちはぐっすりと眠る異教徒のただなかへと降りてきます。 そして、一方的な殺戮がはじまりました。 異教徒は慌てふためき、武具を取ることさえなく、逃げ出すこともできずに死んでいったのです。 |
こうして、ウーサーはからくも勝利を収めました。 オクタとオッサは囚えられ、ロンドンの牢獄に鉄の鎖で繋がれました。 何人かは夜の闇に乗じて逃れたようでしたが、この危機を乗り越えた安堵の前に、些事として捨て置かれたのでした。 |
◆41-45
ウーサーはヨークでの戦いの後、あらゆる土地で異教徒を粛清して回りました。 虐げられていた人々は、ようやく息を吹き返しました。 この時代ほど王国に平和が行き渡った時代はありませんでした。 そして、ウーサーは復活祭のためにロンドンに向かったのです。 |
復活祭の宴会が盛大に催され、各地の貴族や領主が参加しました。 その中には、かのゴルロイス伯の姿もあります。 彼の隣に座っていたのは、伯爵夫人のイゲルヌでした。 彼女は、美しさと同じくらいに礼儀正しい貴婦人だったのです。 |
王はこの貴婦人をひと目見た瞬間から、心を奪われてしまいました。 伯爵をそっちのけで、イゲルヌに声をかけます。 伯爵はその様子に怒り、王の横恋慕を悟りました。 彼は妻の手を取り、挨拶もなく席を立ち、王が引き止める言葉も無視してロンドンを去りました。 |
伯爵は、コーンウォールの二つの城で戦いの準備を進めました。 王がイゲルヌを獲得するために攻めてくることを予感していたからです。 そのため、彼女をティンタジェル城に閉じ込めました。 この城は難攻不落で、どうやっても攻略できないのです。 |
ウーサーはゴルロイス伯爵の非礼を口実に戦いをはじめ、城を包囲しました。 しかし、城は七日間経っても落ちる様子はありません。 伯爵はアイルランドの王に救援を求め、時間ばかりが過ぎ去りました。 実のところ、ウーサーの心は戦いなどには無かったのです。 |
彼は従者のウルフィンに相談し、イゲルヌへの想いを吐露しました。 「我が王よ、他人の妻を奪い取るために戦いを起こしたというのですか!? もはや、この問題は私の手には負えません。助言できるのはただひとり、マーリンをおいて他にいないでしょう」 |
実はマーリンは、このときのために魔法の薬を作っていたのです。 王の悩みを聞いたマーリンは、言いました。 「この薬を飲めば、貴方の姿は伯爵そっくりになります。伯爵の姿で、堂々と城に入るのが良いでしょう。私とウルフィンは彼の友人に化けて、この冒険にお伴しましょう」 |
その夜、彼らはティンタジェル城に入りました。 門番も、執事も、疑うものは誰もいません。 食事が用意されるころ、ウーサーは寝室にてイゲルヌの隣にいました。 彼女はまったく気づくことなく、こうしてウーサーは思いを遂げたのです。 |
この夜の出来事によって、イゲルヌは身篭りました。 そして、彼女から生まれる子供こそが、貴方たちもよく知っている、善良で、勇敢で、誰からも信頼された偉大な王、アーサーなのです。 知らぬもののいない、騎士道精神溢れる君主は、こうして生まれたのです。 |
ここまで首尾よく通したウーサーですが、誤算がありました。 イゲルヌと思いを遂げ、戦いを続ける必要はなくなったはずなのですが、戦いの中で伯爵が死んでしまったのです。 伝令が城に駆け込んで伯爵の死を伝えたとき、彼は慌てて飛び出しました。 |
伯爵の姿のウーサーは、騒ぎの真ん中に顔を出して、言いました。 「なにを騒いでおる。私はここに生きておるぞ。こっそりと戻ったため、勘違いされただけなのだ。私はこれから、王に和平を申し入れてこよう。きっと、王は許して下さるだろう」 |
◆46-50
しばらくのち、ゴルロイス伯爵の死に心の整理をつけたウーサーは改めてティンタジェルに赴き、降伏を勧告しました。 城守はこれを受け入れ、ウーサーはイゲルヌを王妃として娶ったのでした。 イゲルヌには子供が生まれていました。 |
アーサーと名付けられたこの子供は、世界中で噂の的になっていました。 こののち、ウーサーとイゲルヌの間には娘が生まれます。 この娘アンナは、のちにロットという君主と結婚して、騎士ガウェインを生むことになるのです。 |
さて、ウーサー王の治世は平和で、長く続きました。 しかし、あまりにも平和が長くと、堕落がはじまってしまうものです。 ウーサーが病気で衰えたとき、牢獄の看守はオクタから賄賂を受け取り、彼を解き放ってしまったのです。 |
オクタは仲間を集めてスコットランドに陣取り、王国を荒らします。 病身のウーサーは娘の夫ロットに討伐を命じました。 しかし、決着はなかなか着かず、戦いはずるずると長引いたのです。 そのうち、戦いを長引かせるロットはブリテン人に嫌われてしまいました。 |
やはり、ウーサー王でないと駄目なのです。 懇願されたウーサー王は病身を担架に乗せ、戦場のヴェルラム市へと赴きました。 彼が鼓舞するとぞくぞくと仲間が集まり、堕落しかけていた誇りを取り戻しました。 オクタとオッサは死に、戦いは勝利に終わったのです。 |
サクソン人はコルグリンという男を長にして、相談します。 まともに戦っては、どうやってもウーサー王には勝てないのです。 王が休んでいるヴェルラム市に忍び込みますが、ウーサーに近づくことはできません。 そこで彼らは、泉に毒を投げ入れたのです。 |
ウーサーをはじめ、その水を飲んだ全ての人々が死んでしまいました。 こうしてウーサー王も死に、アレリウスと並んでストーンヘンジに埋葬されました。 ヴェルラム市の人々は、この事件を忘れぬために、井戸を永遠に埋め立てたのでした。 |
王国の貴族や司教たちは相談し、ウーサーの息子アーサーに国王になってもらうことにしました。 このときアーサーは一五歳の若者でしたが、歳の割に背は高く、力も強かったのです。 彼は礼儀正しさと武勇において、すでに並ぶものはいませんでした。 |
アーサーはサクソン人を倒す誓いを立てます。 仲間を募ったアーサーは功労には報奨金を惜しまず、損害には補償金を出し、軍隊とともにヨークへと進軍しました。 一方のコルグリンも、ピクト人やスコットランド人を仲間に付け、巨大な勢力になっています。 |
そして、ダグラス川の堤で戦いははじまりました。 槍が煌き、弩の矢や投矢が飛び交い、大勢の戦士が死んでいきます。 そしてアーサーは勝利を収め、逃げ出したコルグリンを追いかけ、ヨーク市を包囲しました。 |
◆51-55
コルグリンの窮地を聞いた兄バルドルフは、ゲルマン王チェルドリックの救援を待たずにヨークへ駆けつけました。 しかしその動きは既に悟られていたのです。 アーサーはコーンウォール伯カドールに撃退を命じ、カドールは奇襲を敢行しバルドルフを追い払いました。 |
バルドルフは、どうにかしてヨーク市に閉じ込められた弟を救えないかと考え、妙案を思いつきました。 髭と髪の毛をそれぞれ半分だけ剃り、間抜けな放浪楽師を装って、ヨークを包囲するアーサー軍の中へと入っていったのです。 |
放浪楽師を疑うものは誰もおらず、彼がヨークに入るのを止めるものもいませんでした。 首尾よく仲間の元へと入り込んだバルドルフは、もうすぐゲルマン王チェルドリックが救援に駆けつけることを教えます。 しかし、チェルドリックは経緯を聞き、怪しみました。 |
聞けば、アーサー軍はヨーク市から撤退をはじめているというではありませんか。 あまりにも都合が良すぎます。 果たしてゲルマン王の読みは正しく、アーサーはあの放浪楽師の正体を見抜いていました。 わざと泳がせてゲルマン王をおびき寄せる作戦だったのです。 |
チェルドリックが引っかからなかったことを知ったアーサーは、彼を誘い出すために一旦ロンドンまで引きました。 その間に仲間を増やして力を蓄え、改めて迎え撃とうという作戦です。 アーサーはブルターニュにいる妹の息子、甥のホーエルに支援を求めました。 |
ホーエルが駆けつけたとき、チェルドリックはリンカーン市に迫っていました。 ホーエルは奇襲を仕掛け、サクソン人は大敗を喫し、逃げ出しました。 逃げ込んだのはケドンと呼ばれる森でしたが、アーサーは周囲を紐で囲い、誰ひとり逃げられないようにしたのです。 |
彼らは降参して森から出てきました。 そして、年一回の貢物を約束して、助けてほしいと願ったのです。 アーサーは信用し、船に乗って帰ることを許しました。 しかし、いったい何を血迷ったのでしょうか。彼らは回れ右をして海峡を通り、トトネスを襲ったのです。 |
彼らは、アーサーがまだスコットランドにいるのをいいことに、トトネスの住民を殺し、略奪します。 サクソン人は北上し、バース市を狙いますが、いち早く察したバース市は門を閉じて守りを固めました。 |
アーサーがバース市の状況を聞いたのは、サクソン人に味方したスコットランド人を処罰しているときでした。 おりしも、先の戦争で貢献したホーエルは病気にかかって動けません。 アーサーはホーエルをダンバートン市で休ませ、自らは一路バースへと向かいました。 |
アーサーは戦闘準備を命じ、自らも美しい装飾を施された鎖帷子を身につけました。 腰に輝くのはエクスカリバー、その強さは巨剣のごとく、刀身がとても長い剣です。 アヴァロン島で鍛えられたこの剣は、振るうものに幸運をもたらすと言われているのです。 |
父親譲りの黄金兜には宝石が輝き、ドラゴンを戴いています。 軍馬は美しく、強く、速く、そして勇敢な馬でした。 首に下げている丸盾には聖母マリアの肖像が描かれています。 更に、彼はロンと呼ばれる槍を携えていました。鋭く、硬く、戦いでは大活躍するのです。 |
敵の潜んだ山に近づいたアーサーは言いました。 「不誠実な異教徒が見えるだろう。今こそ、我々の受けた数々の屈辱に対して復讐を果たすのだ!」 そのとき、どこからか異教徒がアーサーに飛びかかりました。 しかし、アーサーの剣が閃き、異教徒は斃れます。 |
「奴は代償を二倍にして支払ったぞ!さあ、次に支払うのは誰だ?」 その言葉にブリテン人は奮い立ち、サクソン人へと襲いかかりました。 中でも凄まじい戦いを見せるのは、もちろんアーサーです。 次々に敵を切り伏せ、たった一人で山頂までの道を切り開きます。 |
この日、アーサーが一人で倒したサクソン人は400人を越え、それは、彼の部下のすべてよりも多い数でした。 死んだサクソン人の中には、コルグリンとバルドルフの姿もあります。 ゲルマン王チェルドリックは命からがら逃げ、船を求めて海へ向かいました。 |
そのとき、アーサーのもとにダンバートンで療養中のホーエルがスコットランド人に包囲されているとの報せが入りました。 アーサーは、コーンウォール伯カドールにチェルドリックの追討を命じ、自らはホーエルを助けに北へと向かいました。 |
チェルドリックはトトネスへ向かいますが、このコーンウォール地方はカドールが治めているのです。 土地に詳しいカドールは先回りをして、チェルドリックのガレー船を押さえてしまいました。 そして、チェルドリックがやってくるのを待ち受け、襲いかかったのです。 |
チェルドリックはテネディックと呼ばれる険しい山へと逃げますが、ついにカドールに追いつかれ、部下ともども殺されたのでした。 生き残ったサクソン人は丘や谷に逃げ込み、こうして彼らは荒れ地や不毛の地に潜むことになったのです。 |
カドールはすぐさまアーサー王を追ってダンバートンへと向かいます。 追いついたとき、アーサー王は今しもスコットランド人に戦いを挑もうとしていたところでした。 しかし、スコットランド人はアーサーの姿を見た途端、恐れをなして逃げ出したのです。 |
付近のマーレー市に逃げたスコットランド人ですが、追及の手が伸びると、ここも捨ててロモンド湖へと逃げていきました。 ロモンド湖には沢山の鷲が巣を作っています。鷲の群れは不快な侵入者に腹を立て、襲いかかりました。 |
◆56-60
鷲たちに散々つつき回され、疲れ果てたスコットランド人に、アーサー軍が襲いかかります。彼らは水の上を行ったり来たりして逃げますが、アーサーは沢山の船を作って追い詰めました。 飢えと剣によって、二〇人が、百人が、そして千人が倒れました。 |
アイルランド王ギロマーは、スコットランド人を支援するために立ち上がりました。 彼はアーサーに挑みますが、あっさりと敗退し、すごすごと帰って行きました。 再びスコットランド人に向き直ったアーサーの前に、大勢のみすぼらしい姿の女性がやってきました。 |
彼女たちは懇願します。 「王様、私たちにはサクソン人に従うしかなかったのです。私たちを助けてくれるものはいませんでした。我々はサクソン人に苦しめられ、今度は王様に苦しめられています」 心優しいアーサー王は、彼らの事情を斟酌し、許しました。 |
アーサーの優しさに感銘を受けたスコットランド人は、アーサーの臣下となることを硬く誓い、家路につきました。 アーサー王に助け出されたホーエルは、戦いの場となった湖の美しさに見とれていました。 後ろからアーサーが声をかけます。 |
「美しい湖だろう。だが我らの王国には、更に驚くべき湖がいくつもあるのだぞ」 アーサーはいくつかの湖の話をホーエルに聞かせました。 それは、決して移動しない魚が住む池であったり、立ち向かうものをすべて飲み込む湖であったり、どれも神秘的なものでした。 |
その後、アーサーはしばらくヨークに滞在し、キリスト降誕のお祭りをここで行いました。 荒れ果てたヨーク市でしたが、教会の修復に聖職者ピュラモスを任命し、人々には、奪われた土地を元通りにして返し、彼らの権利を保証しました。 |
今、アーサーの前に3人の騎士がいます。 ロットとアギゼル、そしてウリアンです。ハンバー川より北は、元々は彼らの先祖が治めていた土地だったのです。 アーサーは、ウリアンにはマーレー市の一帯を、アギゼルにはスコットランドを与えました。 |
そして、妹の夫でもあるロットに対しては、彼が治めていたリヨンを王国として承認し、他にも沢山の土地を与えました。 ロットには、息子のガウェインが生まれていました。 |
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最近はブリュ物語の翻訳ばかりやってます。
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